看護師から学校保健室の先生になるには

看護師として頑張って仕事を続け、今度は学校の保健室で先生として働きたいという考えを持っている人もいるでしょう。学校に勤める場合でも、学校の保健室で学校保健師や学校看護師となる事は可能なのですが、基本的には看護師の資格だけで学校看護師になる事はできません。

保健室で勤務する場合には、養護教諭という資格を取得しなくてはいけないのですが、資格が無いと絶対に学校の保健室で先生として働く事はできないのでしょうか？
まず、公立の学校では必ず資格が必要になってくるので、幼稚園や小学校、中学校や高等学校で保健室に勤務する事は、看護師の資格だけでは不可能です。

ただし、看護師の上位職とも言える保健師の資格を持っている場合には、教育職員免許法で定められている単位を持っていれば、簡単に養護教諭の資格を取得する事ができるのですが、看護師の場合にはかなり時間も掛かってしまう為、もっと簡単に学校の保健室で仕事をする方法は無いかと考えている人もいるでしょう。

実は大学に勤務する事で、養護教諭の資格が無くても保健室の先生として勤務する事が可能となっています。一般的な大学であっても、短大であっても可能なのですが、求人数がある程度限られてしまう上に、人気の求人となっているので、かなり狭き門となっています。

勤務形態は正社員よりもアルバイトやパート、派遣といった形で採用する事が多くなっている傾向にあるのですが、もちろん給料は一般的なサラリーマンよりも良くなっています。

時間帯は通常昼に勤務する事が多いものの、夜間学生などにも対応しなくてはいけないので、朝から夕方までの勤務ではなく、昼過ぎに出社して夜遅くまで勤務するような大学も存在しています。

中には単発の求人が出ている事もあり、夏休みなどの長期休校中のみの勤務という事もあるので、単発や短期の仕事を探しているという人にもお勧めの求人です。

しかし、大学に勤務する場合には、通常1人で勤務する事が多くなっているのは知っていると思いますが、全て自分で判断して色々と応急処置などを行わなくてはいけないので、かなり経験が無いと務まらない仕事と言えるでしょう。

看護師資格を活かして学校保健室の先生として働きたい方は、転職先として「大学」を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか？