学校保健室で働く看護師の学校行事への参加

学校保健室で働く看護師は、雇用形態にもよりますが、学校行事へも参加することがあります。参加と言っても、運動会や文化祭などでは、出張保健室のような感じで、テントを張って、普段と同じように怪我をした生徒や教職員の手当をしたり、体調を崩した人の応急処置をしたりといった業務から、実際に行事そのものに参加する場合もあります。

 

アルバイトやパートでの勤務の場合は、このような行事に参加する必要はないことが多く、学校で行事がある日は休みになる場合がほとんどです。その場合、業務を行う必要はありませんし、学校関係者なので学内には入れますが、運動会であれば見学するだけということもできますし、文化祭であれば、生徒と同じように自由に見て回って楽しむということもできます。ただし、生徒に覚えられている場合は、近くで何かあった際に頼られますし、先生たちからも頼られることがあります。基本的には業務外ですので、そう言って断ることもできますが、心情的にも放っておくことはできませんし、仮に断ると生徒や先生からの信頼を失いますので、今後の業務に影響してきます。見学などに行く際は、その点だけは心がけておきましょう。また、出勤している保健室勤務の方に見つかると、忙しい時に呼び出しがかかって、手伝うようになることもあります。

 

正社員や契約社員・派遣社員・嘱託職員の場合は、学校行事の際に業務で参加しないといけないことが多くあります。文化祭の場合は、普段と同じように保健室にいて、怪我をした生徒や教職員の手当をしたり、体調を崩した人の応急処置をしたりと、普段の業務を行うようになりますが、大学の場合、お酒を飲んではしゃぎすぎてしまう学生もいますので、普段よりも怪我人や、体調不良になった学生が来やすい傾向にあります。運動会では、擦り傷・切り傷を負う生徒が普段より多くなりますので、怪我人の処置が普段よりも多くなります。また、熱中症になったり、体調を壊してしまう生徒もいますので、すぐに対処できるように、事前に準備しておく必要があります。


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