東京都の保健室で働くために【看護師求人の傾向と対策】

東京都は日本の首都だけあって、企業や大学の数が多く、その分だけ求人の数も全国トップクラスになっています。特に企業の保健室(健康管理室)の求人に関しては、そもそも大手企業が本社に保健室を置いていることが多く、東京は企業の本社が多いので、当然求人も多くなります。しかし、企業や大学の保健室での勤務は人気が高いので、求人数に対する応募数も多くなり、競争率は高くなっています。

 

具体的な企業の保健室の求人としては、東京都大田区にあるパナソニックなどがあります。パナソニックの健康保険組合が求人を出していて、業務内容としては、事業所内健康相談室での看護業務・安全衛生・健康保健に関する業務、問診、健診の誘導、データの入力などとなっています。正社員での募集ではなく、派遣社員での募集となっていますが、時給が1,900円と比較的高額で、勤務時間は8:30〜16:00となっているので、月給としては他の職種と比較しても若干高くなっています。その分、業務に関しては内容が濃く、勤務先の保健室内業務だけではなく、パナソニックグループ全体の健康に関する業務にも関わってきます。大企業で、やりがいのある仕事をしたいという方には最適の求人でしょう。

 

他にも、私大として有名な早稲田大学の保健室も求人を出しています。こちらも業務内容はパナソニックと大差はなく、学生・教職員の健康管理、健康相談、健康教育および応急救急対応に関する業務などになっています。こちらの求人は、紹介予定派遣となっていて、一定期間派遣として働き、大学側に勤務内容が認められれば、大学から直接採用される形になります。大学の保健室の場合、学生は体調が悪いと早退して病院に行くことが多いので、保健室内での健康相談や応急救急対応は、教職員がメインになります。

 

東京都の大学では、他に杏林大学も保健室での求人を出しています。業務内容はほぼ同じですが、悩み相談の業務もあるので、肉体的な面だけではなく、精神的な面のケアもあり、よりコミュニケーション能力が問われる内容になっています。カウンセリングの知識がある方は、その知識を最大限に活かせる職場になっています。


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