学校保健室で働く看護師の仕事が忙しい時期

学校保健室で働く看護師の繁忙期は、新入生が入ってきたり、クラス替えがある4月から1ヶ月程経った5月頃と、文化祭や体育祭がある前後の時期、身体測定や健康診断がある前後の時期になります。5月頃になると、学校になじめなかったり、クラスになじめない子が出てくることがあり、相談に来ることが多く多忙になります。その際にしっかりとケアしておかないと、悩みが解決しないまま不登校になったりすることもありますので、しっかりと対応することが重要です。

 

文化祭や体育祭の前後の時期は、まず行事前の企画会議の段階で、看護師としての立場から、安全面や衛生面の対策に関する意見を提示したり、事前に準備しておいた方が良いと思われるものを提案したり、企画の内容に対して問題がないかどうかを判断・意見したりする必要があります。企画が決まったら、今度は行事に対しての連絡事項を生徒などに伝え、使用する可能性のある薬などを準備したり、緊急で何かあった際の対処法を確認しておく必要があります。行事が始まってしまえば、あとは通常業務とほぼ同じ内容を行うのみとなり、行事が終わった後は片付けと、安全面や衛生面、対処法などで問題はなかったのかということの確認などを行うようになります。特に行事の前と後は、通常の業務に加えて行わないといけないので、業務量が増え、多忙になります。

 

身体測定・健康診断は、ほぼ保健室がメインとなって動くようになります。企画会議の中で、どのような内容をどのような順番で行っていくのかということを提案するようになりますし、医師が来る場合は、その医師と連絡を取り合い、進行方法を話し合ったりして上手く連携を取らないといけません。また、実際に身体測定・健康診断を行う際は、補助役として携わるようになります。身体測定・健康診断が終わった後は、各データをまとめ、傾向的に問題がありそうな場合は、学校としての対処法をまとめて報告し、生徒や教職員への連絡も必要になります。


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