保育園の保健室で働く看護師の行事企画・参加
保育園の保健室で看護師として働く場合、運動会・お遊戯会・遠足などの様々な行事の企画段階から、参加しないといけないことがあります。どの行事でも事前に保育士を含めて、企画に対する会議が開かれますが、その際に看護師としての立場から、安全・衛生面に対しての意見を発表する必要があります。保育士と看護師では、学んできたことが違いますし、業務内容も全く違いますので、意見の食い違いが出ることも多々ありますが、感情的にならず、保育士の意見も尊重した上で、看護師の立場から怪我や病気の対策に関して、しっかりと理解してもらい、園児が安全に楽しめるように配慮しないといけません。
また、企画段階での参加だけではなく、場合によっては、看板制作や廊下の装飾を手伝ったりと、本来の業務とは関係のない仕事を頼まれる場合もあります。その場合でも、「業務外だから」と断るのではなく、積極的に手伝いつつ、保育士や園児とコミュニケーションを取るようにすると、お互いの意見を言いやすく、受け入れやすくなりますし、考え方も分かるようになってきますので、園長や保育士が自分に何を望んでいるのかということが分かり、仕事もしやすくなり、会議での意見も言いやすく、納得してもらいやすくなります。自分の業務を円滑に進める為にも、本来の業務と違う内容でも無下に断るのではなく、保育士や園児とコミュニケーションを取る良い機会と考えて、できる限り手伝うようにすると良いでしょう。
また、遠足時は途中で園児の体調が悪くなったり、怪我をしたりした時の為に、事前にルートを確認して、最寄りの病院などを確認しておく必要があり、実際に遠足に行く時には救護として同行するようになります。転んで擦り傷ができたなどの軽い怪我をした場合の消毒など、ちょっとした処置は、その場で行うようになりますが、体調不良や消毒だけでは済まない場合は、すぐに最寄りの病院に連れて行くようになりますので、ルートはしっかりと確認しておく必要があります。