保健室に勤務する看護師・保健師に求められるスキルとは

「看護師」や「保健師」のみに限ることではありませんが、人の健康をアドバイスしていく立場として、必要不可欠となる要素やスキルは、”コミュニケーション能力”となります。社会生活を営むすべての人に対して求められることでもありますが、事実、備わっていないことが現状と言えるでしょう。

 

実は、コミュニケーション能力は、自分の生活の中で自然と習得できるものではないのです。当然、自分の性格や実務を通して独自に習得していく人も多いことでしょう。ですが、大半は、実務に加えて、ロールプレイやグループワーク、パントマイム、聞き取りなどが受動的におこなわれるものです。実務においては、ヒューマンケアの基本に関する能力が問われることとなるでしょう。ヒューマンケアと一言で表すと漠然としていますが、具体的には、対象となる人々を尊重し、権限を擁護する能力ということになります。

 

コミュニケーション能力においては、これらの人々の尊厳性を理解するという意味においても、非常に役立つ要素となるのです。人には、尊厳性というものがあります。こと尊厳性をいかに引き出してあげられることができるかが、ポイントとなるでしょう。また、尊厳性を引き出してあげた上で、同意を得ることのできるスキルも必要となります。

 

言葉や口に出して言うことは容易なことですが、実際の現場において、実務に活かすこととは、困難を要することとなるでしょう。これらを根拠に基づいた提案、計画によりケアをしていくこととなるのです。専門的な分野以外においても、必要とされるスキルは様々となるということです。当然、健康管理をしていく中での専門的なスキルは必須となることでしょう。ヘルスケアと共にメンタルケアをしていくこととは、非常に大変なことなのです。だからこそ求められる人材と言えるのでしょう。これらを踏まえた上でのスキル維持、スキルアップが必要となります。


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