企業の保健室で働く看護師が忙しい時期

企業の保健室で看護師として働く場合、繁忙期は何月というわけではなく、業務内容や企業の仕組みによっても変わってきます。どのような業務内容でも保健室に関する業務、つまり健康に関する業務は必須なので、会社の健康診断の計画・補助業務などは必ずあります。

 

この健康診断の前から終了後までは、通常の業務を行いながら、同時に健康診断に関する業務も行わないといけないので、かなり忙しくなります。健康診断の実施時期は、企業によって違いますが、だいたいどの企業も実施時期の2・3ヶ月前から計画を立てるので、そのぐらいからは、会社全体に影響が出ないように配慮しながら、何時から何時の間に、どの部署の人達に健康診断を受けてもらうかということや、何歳の人にどの項目を受けてもらうかなどを検討し、その部署の責任者と打ち合わせをして計画をたてたり、全社員に健康診断のお知らせをしたり、という業務を行わないといけなくなります。計画が整えば、健康診断の実施日の数日前ぐらいから準備をして、実施日は診断の補助などを行うようになります。健康診断が終わったら、今度は結果をデータにまとめて管理し、判定内容についてのフィードバック業務などを行うようになります。

 

また、健康診断の結果をデータにまとめた際に、全社員の中で特定の傾向があるか確認して、あるようであれば全社的にその内容に対する注意喚起が必要になりますので、その為にお知らせを作ったりという業務を行うこともあります。このように健康診断に関する業務は、やるべきことが多く、それに加えて通常業務も行うようになりますので、健康診断の時期は、企業の保健室で働く看護師にとっての繁忙期となります。その他にも、社員のメンタルケアが業務内容に含まれていれば、新入社員が入って1ヶ月経つ5月頃や、異動の時期から1ヵ月後などに、精神的な疲れを感じたり、悩んだりしている社員が相談に来ることが多くなりますので、そのような時期も繁忙期になります。


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